つわりの保健室

妊婦さんに革命的体験!つわりを卒業してイキイキ生活♪

あなたは「つわり」に対してどんなイメージをお持ちでしょうか?

  • つわりに効く薬はない
  • 我慢するもの
  • 自然におさまるのを待つしかない
  • 何も食べられない・作れない・飲めない
  • 妊娠を知らせる合図

比較的、つらいイメージが多いようです。

そして、つわりの症状に個人差はありますが、妊娠すると約8割の方がつわりを経験すると言われています。

その「つわり」ですが・・・

実はスッキリと解消できる、すぐれた技術があることをご存知でしょうか?

その技術とは・・・

伝統的な「鍼灸(しんきゅう)」です。
つわりは人類が誕生し、子孫との繋がり(妊娠)において、切っても切り離せない関係です。
今も昔も変わることなく、女性はつわりに苦しみ・悩んでいた様子が、古い書物に残っています。

その時に、大きな力を発揮したのが鍼灸です。
そう!昔の女性は「はり」によって、悩みを解消していたのです。
しかしながら、どこの鍼灸院でもつわりを解決してくれるのかというと、そうでもありません。
「伝統的な・昔ながら」の技術を継承している鍼灸院に、必ずご相談ください。
そして、「ささないはり 鍼灸みやび」が、その数少ない、伝統的な鍼灸を継承し、つわりを改善できる治療所なのです。

 ※類似の施術にはご注意ください

それでは、つわりの基礎知識を見ていきましょう。

目次

つわりとは?

妊娠初期に起こる吐き気や嘔吐・胃の不快感など、消化器官を中心とした症状で、「おそ・悪阻」とも呼ばれ、妊婦さんの大多数の方が経験され、症状がひどい場合には、入院して点滴される方もいらっしゃいます。

ただ、全くつわりの症状を感じない方もあります。そんな時、「ちゃんと妊娠してるのかな?」「赤ちゃんは大丈夫かな?」と不安に思われる方もいらっしゃいます。症状がない事はとても過ごしやすく、快適な妊娠生活を送ることができます。赤ちゃんを信じて、安心してお過ごしください。

つわりの時期

つわりには個人差が大きくありますが、だいたい妊娠5週頃から始まり、胎盤ができあがる16週頃にはおさまってきます。

ピークは妊娠3か月目(8~11週)と言われていますが、実際は臨月までツライ症状で悩まれている方も少なくありません。

つわりの原因

西洋医学的には

実は、西洋医学上、つわりの原因はまだはっきりとは分かっておらず、これが原因だろうという、いろいろな説がありますが、医学的な立証には及んでいません。

東洋医学的には、ある体質の方につわりになりやすい傾向があります。

まずは、西洋医学的な諸説からご紹介していきます。


1.ホルモンバランス説

妊娠すると、受精卵の一部からhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが急激に分泌され、受精卵の成長を促し、妊娠を維持する働きをします。

ところが、あまりにも急激に分泌されるため、その変化に体がついていけないことで、つわりが起こると考えられています。

このhCGというホルモンは妊娠10週くらいが1番多く分泌され、その後少なくなっていくので、つわりの時期とも一致します。

ですが、つわりの重症度とhCGホルモンの分泌量と一致しないため、hCGだけがつわりの原因ではないと考えられます。

2.異物アレルギー反応説

一種のアレルギー反応として、妊娠初期の受精卵を異物と認識して、拒否反応を起こすため。

3.骨盤の歪みを直す説

あまり一般的には知られていませんが、吐く時にお腹に力が入ることによって、骨盤が微調整され、赤ちゃんが過ごしやすい、出産しやすい状態に整えています。

4.その他

「自律神経の乱れ」「体に溜まった毒物を排泄するため」「妊娠して、体がアルカリ性から酸性に変わったため」「ママを安静にすることで、激しく動いての流産を予防するため」「精神的不安が大きくなるため」など、いろいろな原因とされている説がありますが、1~3を含め、どれも医学的に立証されていないようです。

東洋医学的には

  • むくみやすい
  • 足が冷える(冷えのぼせ)
  • お腹が冷える
  • くちびるが乾燥しやすい
  • 偏頭痛もち
  • 常に眼精疲労ぎみ(ドライアイも含む)
  • コンタクトレンズを常時使用している
  • 雨の日や前日に体調がすぐれない
  • パソコン作業が多い
  • めまい・立ちくらみ
  • 偏食(外食が多い)
  • 立ち仕事
  • 夜勤
  • 不安を抱えている
  • 便秘

などの方につわりが多く、これらは体の正常な血(と気)の流れを妨げていた原因や結果であり、体のバランスを崩している状態と言えます。

当院では、この血と気の流れをスムーズに整え、体のバランスを修正することにより、ツライつわりの症状を軽減していきます。

つわりの症状

つわりの種類は妊婦さんの数だけ、妊娠の数だけあると言ってもいいくらい、十人十色、千差万別で、一般的には経産婦さんの場合は軽くなると言われていますが、嗜好が変わったり、症状がひどくなるケースも見られます。

代表的なつわりの症状をまとめてみましょう。

吐き気

つわりの症状の中で最も一般的で、吐き気がきっかけで妊娠に気付く方も少なくありません。そして、その吐き気は突然やってきます。

まるでテレビのワンシーンの様ですが、いつ・どこで起こるかわからない吐き気は、妊婦さんにとって不安そのものです。

その吐き気ですが、いくつか種類があります。

食べ物を全く受け付けない(吐きづわり)

何を食べても吐いてしまい、水分さえも受け付けないことがあります。

季節的に暑い時期と重なると、夏バテとも合わさって、体重が激減することもあり、体力面が心配されます。

また、吐きすぎた結果、吐くものが何もないと血を吐くこともあります。

「この時期は、栄養面などは横に置いて、欲しいとき、食べられるものを食べること。食べたら吐くとわかっていてもとにかく食べる。おなかに吐く材料があれば血を吐かなくてすみますから。」

(大丈夫やで/坂本フジヱ著より)

空腹になると気持ち悪い(食べづわり)

空腹になると吐き気が起こるので、胃に何かが入っていると落ち着きます。そのため、食べ物を常に食べている状態。

病院での指導や体型を気にして、食べないようにされる方もありますが、少しでも快適に過ごしてもらうことが重要です。

「食べないと気持ち悪くなる人もいます。その場合は食べて結構。食べられないより、食べられるほうがいいんです。体重増加を制限しすぎたり、お母さんの「スリムでいたい」という気持ちが強すぎた結果、赤ちゃんが飢餓状態で栄養を取り込みすぎる体質になり、将来、糖尿病などのリスクが高くなることがわかってきました。私の助産所では「出産までに10~15kgは体重を増やしてください」と指導しています。」

(大丈夫やで/坂本フジヱ著より)

特定のニオイに敏感になる

ご飯の炊けるにおいで気持ち悪くなることは有名ですが、精肉店や鮮魚店のにおい・マニキュアや除光液・歯磨き粉・整髪剤・化粧品・香水などでも気持ち悪くなることがあります。その他、お風呂の湯気や特定の香りが急に不快になったりもします。

マスクをして、できるだけ不快なにおいからは距離をとるように心がけてください。

東洋医学的に吐き気や嘔吐は、口に入ったものが胃に降りていくはずのところ、逆流して上へ押し返される動きと考えます。

当院では本来のバランスを取り戻し、しっかりと胃が受け付ける状況へと導きます。

体のおもだるさ(倦怠感)・眠気・微熱・頭痛・たちくらみ

なんだか体がスッキリしない。体が重たくて、動きたくない。横になっていたい。寝ても覚めても眠い。なんだか熱っぽい。頭が重い。立ちくらみがする。。。

周囲からは甘えている・だらけている・気合が足りないと思われがちですが、妊娠前に忙しくしていた方・妊活を頑張られていた方にもよくみられます。

妊娠生活において、ママの体を労わることは、赤ちゃんを労わることです。ママの今までの体の疲れを一度リセットするためにも、十分な睡眠や休養を心がけてください。

東洋医学的には、血液が十分に体にまわりきっていないために起こります。

そこで、血液がしっかりと巡りやすいように体を整えていきます。

情緒不安定・精神的不安・自律神経失調(マタニティーブルー)

妊娠(出産)をきっかけに、急にイライラしたり、涙もろくなったり、落ち込んだり、不安に押しつぶされそうになったり。。。

周りにいる旦那さんやお子さんにとっても大変ですが、気分の変化が自覚できているだけに、ママにとっては「感情をコントロールできない」と、さらなるストレスの原因にもなります。張りつめていた気持ちを緩めようとする体の反応でもあります。

体を休める事・体調を整えることが、ママにとって大切なお仕事です。そのためにも、しっかりと休養と睡眠を心がけ、目に負担をかけない生活を心がけてください。

東洋医学的には、血液の滞りと感情は密接に関係しているため、

体調を整え血液循環を整えることで、気分もスッキリしていきます。

その他、妊娠中の諸症状

出血しやすくなる・口のなかの症状(虫歯・口臭・歯肉炎・歯槽膿漏)・抜け毛・むくみ・冷え・腰痛・頭痛・肩こり・動悸・息切れなど、様々なお悩みを抱えてせっかくの妊婦生活を楽しめていない方も少なくありません。あなたのお悩みは、独りだけの悩みではありません。心配せず、ご両親や旦那様・ご近所さんにも相談してみてください。

東洋医学的には、全ての症状が妊娠と関係しております。

妊娠中の体を整えることは産後のママの状態を安定させるだけでなく、産れた赤ちゃんの健康・成長にも、大きく関わっています。

つわりの時、何を食べたらいいの?

一般的には、あっさり・さっぱりした物、のどごしの良い物がいいと言われます。少しでもいい。1日何回にも分けて、食べれる時に、食べれるだけ、少しずつ口にしてください。どうしても食べれない時は、水に天然塩と柑橘系の果汁を加えて飲んでみてください。

食べやすい物の代表として

  • おにぎり
  • うどん・そうめん(冷)
  • さめたお茶漬け
  • 酢飯
  • とまと
  • フルーツ(冷凍も)
  • ゼリー
  • 豆腐
  • 野菜スープ(薄味で)

などですが、意外とファーストフードのポテトの人気が高かったり、丸いものが食べたくなったり、粉もんが食べたくなったり、甘いものが欲しくなったり・・・とても偏った味覚となることもあります。その時は、食べれることだけでもありがたいので、栄養の偏りを気にすることなく、食べれるものを食べられるだけ食べてください。

偏った味覚は「赤ちゃんからの食べたい物のリクエスト」と考えると、食べる事がとても楽しく感じられますね。

ささないはり 鍼灸みやびの
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